ピアノにハマった
「コロナ休業によってハマったこと その1」を書いて以来、相当久しぶりのブログです。
今日は、「コロナ休業によってハマったこと その2」について書きます。
ハマったこと その2は「ピアノ」です。
発端は、娘のクリスマスプレゼント。
娘からウクレレのリクエストがあり、コロナ休業中「ウクレレが弾けるようになろう!」と張り切っていた頃、主人が会社の方にその話をしたところ、「音楽好きの娘さんがいる」という風に思われたそう。
使っていない電子ピアノがあるので良かったら・・・という話になり、お譲りいただくことになったのです。
きっかけとなったウクレレは、娘があまりハマらず、結局大して弾かずじまいなのですが(笑)
ピアノを私の元に運ぶきっかけとなってくれたウクレレさんに感謝です!
嫌いと思いこんでいたのに、出来た!
実は私、幼稚園から小学6年生までピアノを習っておりました。
けれど、ピアノが嫌いで練習もせず、ただ「やめる」という選択肢を思いつかないままに続けていただけ。
今となっては「きらきら星」や「ちょうちょう」を子ども相手に右手で弾く程度の技量しかなく、「きらきら星を弾くために8年間もピアノに通わせてもらっていたのか。フッ・・・」と自虐的に思っていたのです。
今回頂いた電子ピアノもそんな私にとっては最初は「ときめく存在」ではなかったのですが、電子ピアノには「ジングルベル」、「エリーゼのために」など良く知っている曲が100曲も内蔵されており、内臓曲を練習できるようになっているんです。
試しに「アラベスク(ブルグミュラー)」を弾いてみたところ、自分でも驚くことにすぐに両手で弾けてしまいました!(もちろん、スラスラとはいきませんが)
これは感動!
自分では嫌い、苦手と思っていたピアノを「私の指」は弾き方をしっかり覚えていて、指の方が勝手に動いてくれたのです。
折しも、コロナ期間中にテレビドラマが撮影できない影響で昔の良いドラマが再放送されていた時期。
「コウノドリ」の傑作選のドラマの中で、こうのとり先生がピアノを弾く姿を見て
「あんな風にピアノを弾きこなせたらいいなぁ」と思っていた時だったので、俄然やる気が出てきました。
「この年になっても私にもピアノが弾きこなせるかもしれない!」
ピアノを辞めて以来考えたこともなかった思いが湧きだしました。
けれど、楽譜も読めなくなっている状態。(苦笑)
ネットで楽譜の読み方など調べていくうちに、運命の出会いがありました!
それは、スカラーさんの
「大人初心者向け・オンライン教材
はんなりピアノ動画レッスン♪
【中級編】」
です。
『あの有名なクラシック曲を自分の手で奏でて、
ピアニスト気分をこっそり味わいませんか!』
という案内は、私の心をときめかすのに十分。
以下は、インターネットでのスカラーさんの説明を一部抜粋させて頂きました。
はんなりピアノ動画レッスンとは?
「はんなりピアノ動画レッスン」とは、
楽譜と解説付きの動画をデータでお送りし、あなたのペースで弾いてもらうというオンライン教材です。解説付きの動画は、実際に私のピアノの生徒さんが弾けるようになるまでの過程を順番にお伝えしています。
中級編では、少しだけピアノ経験があって、「ちょっとだけ弾きごたえがある曲が弾きたいなぁ!」という方のために制作いたしました!
<収録曲>
・メヌエット ト長調(バッハ)
・スカボロー・フェア(イギリス民謡)
・ワルツ第15番(ブラームス)
・主よ人の望みの喜びよ(バッハ)
プラス、特典で「ジムノペディ第1番(サティ)」も。
私は6月にこのピアノ動画レッスンを購入・練習を始めてから2カ月弱で全5曲を弾けるようになりました。
小学生の時以来、ピアノをまともに弾いたことがなかったのに!
弾けるようになった要因は
① 動画教材が良かったから
解説付きの動画を見て、#(シャープ)や♭(フラット)、リズムの採り方など丁寧に教えて頂き、見やすい楽譜があるため、分かりやすい!
そして、弾いていて「聞き映えがする曲」なので、自分がすごくピアノが上手くなった気がしちゃいます。
② 毎日ピアノを弾いたから
スカラーさんの教材を頂いて、最初に
『ピアノを弾くことは、結構「泥臭い作業」』
『練習した分だけ上手くなります!(練習は裏切りません!!)」という言葉があり、
それがとても心に残りました。
ちょうど頂いた電子ピアノを、リビングの一角にいつでも弾ける状態に設置していたのも良かったのかもしれません。
始めたのがコロナ緊急事態中のおこもり生活時期だったのもプラスに働きました。
外出が出来ないときには、家で楽しめるピアノはうってつけ。
コロナ休業によってハマったわけです。
とりあえず、毎日ピアノに触れようと思い、
仕事の合間の休憩時間にひと弾き。
夕方の家事を始める前にひと弾き。
夕飯後、子どもが遊びに夢中になっているときにひと弾き。
寝る前にひと弾き。
気が向いたときにほんの5分だけでも・・・という軽い気持ちで弾いている内に、毎日弾いていました。
電子ピアノの場合ボリュームを変えることが出来るので、下手っぴな演奏を聞かれたくないときはボリュームを小さくして、ということが出来たのも良かったかも(笑)
そういえば、子どもの頃は、リビングから一番離れた部屋にピアノを設置していたので、その部屋まで行く、ということが億劫になったのが練習をしなかった原因のひとつかもしれません。
結論、毎日コツコツ続ける、というのが大事だという事ですね。
➂ ちょっと難しいけど頑張れば出来るレベルが楽しかったから
そして、何よりピアノを弾く時間が楽しかったんです。
それは、最初はちょっと難しいけれど練習すれば練習するだけ手ごたえを感じ、
達成感を感じることが出来たからだと思います。
簡単すぎても面白くないし、難しすぎるとすぐにやめてしまう。
けれど、ちょっと頑張れば出来るレベルであれば楽しめるんですね。
仕事以外の時間で、集中と達成感プラス喜びを感じる趣味が40代で出来たことは何より嬉しいことです。
「嫌い」「苦手」という思いこみ。
でも、それは本当のことではない。
思いこみ、という「勘違い」が本当にあるんですよ。
出来るかも、という自分への期待が大事
やってみたいな・・・
でも、私には無理。
あれ?私にも出来るかも・・・!
この感覚。
前にも感じたような・・・?
と思っていたら思い出しました!
「ひとり税理士」としてやっていこうと思った時と
「ブログ」を始めた時です。
私が「ひとり税理士」という生き方を知り、ブログを始めたきっかけは、
井之上陽一さんの書かれた『ひとり税理士の仕事術』という本を読んだことです。
それ以前の私は、
税理士開業したいけれど、自信がないし・・・
ブログを始めてみたいけれど、何から始めたらいいか分からないし・・・
という感じで、「やってみたい気持ち」はあるけれど、「でも私には無理」だと自分で自分でリミット(限界)を設けていました。
それが一冊の本との出会い、ブログセミナーの参加をきっかけに、今は当たり前のようにひとり税理士として自分のペースで働き、ブログも書いているわけです。
つまり、「やってみたい気持ち」があるのに出来ないときは、自分にその能力や自信がないから出来ないのではなく、いまがその時でないだけ、なのです。
心の奥底に「やってみたい気持ち」があれば、何かのきっかけでポンッとスイッチが入り、
「私、出来るかも!」という自分への可能性・期待を感じる瞬間が来る。
その時が、それをやるベストタイミング。
今回、30年ぶりにピアノにハマったことで、「ベストタイミング」というのがあるのだと気づいたのでした。
自分が出来ない、能力がないのではなく、いまがその時でないだけ。
「出来るかも」という自分への期待が生じればその時が「ベストタイミング」。
「やってみたい気持ち」があれば、やれるんですよ、ホントに。
【 編集後記 】
明日は私の誕生日、明々後日は次女の誕生日。
長女が「ハッピーバースデー」の曲をピアノで練習して、いつの間にか両手で弾けるようになりました!
ピアノを習っているわけではないのに、子どもの「やってみたい」気持ちの強さは、大人の想定外。何よりのプレゼントです。