末永さんがケンカですか?
産休中、
「子どもと毎日ケンカばかりしています。」
というメールを同僚に送った時、
「末永さんがケンカですか?」
と驚かれたことがあります。
社会人として働いているときは、ある程度は理性で抑えられることばかりだったので、素の自分で怒ることは滅多になかった気がします。
子どもが赤ちゃんの頃も、スーパーで子どもを叱りつける母親を見て
「そんなに怒らなくても・・・」
と感じていました。
(この頃は子どもに怒りをぶつけるなんて考えられなかったです。
まだまだ余裕があったのですね。)
ところが、子どもが2,3歳のイヤイヤ期を迎えた頃から、スーパーで叱りつけていた母親の気持ちがよぉーっく分かるように(笑)
自我が芽生え、赤ちゃんの頃のように自分の思い通りに動いてくれないばかりか、わざと怒らせている?というような態度を取るようになった我が子に、自分でもどうしようもないくらいイライラを感じるようになりました。
我が子だからこそ、遠慮がなく、素の自分を出せてしまうのは、それだけ親密である反面、他人では超えない一線をたやすく超えてしまいます。
このままではいけない!子どもの為にも自分の為にも・・・
親になってから自分の感情をコントロールしたい思いは強くなりました。
今朝のケンカは
毎朝幼稚園に出発する前の準備。
次女を幼稚園に送った後からが私の仕事スタート時間となるため、幼稚園開始時刻の8時半前に家事も終わらせようと我ながらキビキビと動き回ります(笑)
朝ごはんの片づけ、お掃除ロボットブラーバ準備(家具を移動させたりします)と並行しながら4歳次女のお世話。
ただし、母親がいかに頑張ろうと、子どもは我関せず。
自ら進んで準備をしてスムーズに出発出来る日の方が少ないです。
今朝のケンカ(と言って良いのかどうか?)の原因は、家事も終わり、さぁ、子どもを制服に着替えさせようと思ったにもかかわらず、なぜかリビングに散乱しているおもちゃたち・・・
「これじゃ、ブラーバがお掃除出来ないよ」
と最初は優しく言っていたのですが、出発予定時刻になってもパジャマで遊んでいる次女にイライラが募るばかり・・・
「せっかく「お菓子のお城」を作ったのに、こわさないでよ!」
と反論してくる次女にプチン!
「もう、知らないよ!」の捨て台詞でその場を去ろうとしたとき、なぜか踏みとどまる気持ちが生じ、私の頭に「子どもを抱きしめるイメージ」がふと湧いてきました。
(今までは怒りに流されるままで、そんなことは初めてです。これも「ひらめき」?)
そのまま何も考えずに、不貞腐れて寝転がっている次女を抱き起して抱きしめたら、あんなにイライラしていた気持ちが嘘のように消え、客観的に自分と子どもをみつめる自分になれました。
私には単におもちゃを散らかしているだけに見えるこの状況も、子どもにとっては「ひらめき遊び」で作った「お菓子のお城」(らしい)を壊されたくない思いがあります。
「強く言ってごめんね。せっかく作ったのにね。
でも、お母さんはお仕事があるから、着替えて幼稚園に行ってくれるかな?」
と次女を抱きしめたまま言うと
「うん、着替える」
と素直に応えてくれました。
北風と太陽ですね。(「登園拒否の4歳児に北風と太陽作戦」)
どんなに言葉で強く言っても子どもは動いてくれませんが、抱きしめて伝えると素直に聞いてくれます。
「認める、許す」ことの効果を実感
子どもと仲直りした途端、心がパーッと明るくなるのを感じました。
さっきまでのトゲトゲの心が、ワクワクの気持ちになっています。
(写真の風船のように(笑))
怒りでトゲトゲ、イライラモードになっていると、相手を従わせないと気が収まらない思いにとらわれます。
けれど、相手を責めるのではなく、「認める、許す」 ことで得られるパワーは、
マイナスからプラスへの大転換!
ゼロからプラスになるよりも、もっと効果が大きく、気持ちの良いものです。
今朝の出来事は、そのことを教えてくれるメッセージだったのでしょう。
マイナスからプラスへの大転換は、その後の時間の過ごし方に大きな影響を与えます。
朝であれば、その日一日がハッピーになれるか、イライラモードから始まるかの別れ道。
「認める、許す」は、相手のためではなく、自分のためなんですね。
子どもが産まれたことで、親として人間として「自分の感情をコントロール」する必要性を常に感じるこの頃。
(「子育て」と「イライラ」は常に隣り合わせですから、「イライラ」に支配されたら苦しいですよね)
もし、前より少しでも「自分の感情をコントロール」する力がついてきたなら、それは子どもに感謝すべきことなのかもしれません。
「認める、許す」は、相手のためではなく、自分のため。
お子さんがいらっしゃる方は子どもを抱きしめて、自分自身も愛情パワーをチャージさせて頂きましょう!
【 編集後記 】
昨日は午後から税理士研修で天神へ。
懐かしい同僚との再会もあり、皆さん頑張っていらっしゃるご様子。
私も、新たなお客様との出会いを求めて頑張らねば!