子どもが小さいとくつろげないお風呂タイム
以前、すくすく子育てというテレビ番組で
(今の望みは?)「お風呂にゆっくりつかりたい」
というお母さんの言葉が胸に突き刺さり、忘れられませんでした。
共働きで、ご主人は毎朝早くに出勤、帰宅も夜遅いため お子さんの面倒、保育園の送迎とご自身の仕事を全部こなす「ワンオペ育児」ママの言葉でした。
我が家は私が家で働いているためそのお母さんほどではありませんが、主人が平日子どもの面倒を見てくれることは不可能なので、平日のお風呂タイムはいつも子どもと一緒。
以前、「眉間の皺が気になって「笑顔筋」を思い出す」という記事にも書いたことがありますが、私にとってのお風呂タイムはリラックスタイムではなく、「こなすべき育児のひとつ」になっていたため、お風呂上りに眉間に縦ジワができるほどでした(苦笑)
お風呂を上がっても、自分のことは後回しで子どもの着替えや、お風呂後の食事のために慌ただしく・・・
子どもが小さい内はお風呂タイムではくつろげない、そんなものだと思い込んでいました。
ひらめきの連鎖
それが、先日風邪をひいたことがきっかけで変わったことがあります。
風邪をひかないためには→身体を温める→半身浴がいいんじゃない?
というひらめきの連鎖。
タイミング的にも
・暑い夏が終わり、涼しくなってお風呂でゆっくり温まることができる
・8月に次女が4歳になり、1人で着替えられるくらい成長していたことに気づいた
(長女もいるし。テレビに夢中になるとあまり当てにならないけれど・・・)
・子どもにとってはお風呂上りから夕飯前が唯一のテレビタイム
→私がいない方がかえって喜ぶ?
子どもの為に早くお風呂をあがらなきゃ!と思い込んでいたけれど、15分の半身浴、できるかも?
ということで、子どもたちがお風呂を上がった後、15分の半身浴タイムを試しにやってみました。
案の定、子どもたちはテレビに夢中で何の問題もなく、「平日のお風呂タイムはくつろげない」という私の「思い込み」も良い意味で覆り、今、15分の半身浴タイムが私にとっての楽しみタイムのひとつになっています。
15分の半身浴を身体と向き合う時間に
半身浴タイム。
子どもが産まれる前はガッツリ汗をかいて痩せたい!という目的の元、お風呂で本を読んだりして、出来るだけお風呂タイムを「飽きない」時間にしようと思っていましたが、今は違います。
手の指、腕から始まり全身に手で触れながら、
「今日も一日ありがとう、「手」さん、「足」さん・・・」
と、自分の身体一つ一つに「ありがとう」の想いを伝える時間です。
動かせることが当たり前で、なかなか感謝する時間を持たない自分の身体への感謝。
当たり前に動いてくれるこの身体を自分の目で見て、自分の手で触れながら「ありがとう」を伝えていると、自分で自分自身を大切にしている実感が湧き、心が安らぎます。
そして、その後若い頃から色々試しては習慣化することを忘れていた各種マッサージを施していきます。
まず足。
手と足の指を握手して足首回しをした後に、足の裏のツボ押し。
足の指のグー・パーの動きも忘れません。(チョキはまだまだ難しい!)
次にふくらはぎ。
「ふくらはぎをもみなさい!」という本を読んで覚えたふくらはぎマッサージを行います。
そして顔。
笑顔になるための顔の筋肉の体操として「笑顔筋トレーニング」を行います。
最後に耳。
耳が硬いと、心も硬くなる・・・ということで、耳もみマッサージ。
一度覚えたマッサージ法は「手」や「身体」がしっかりと覚えてくれています。
飽きっぽくて色々試したことが功を奏し、全身の各種マッサージを新たに仕入れることなく出来るのは嬉しい限り(笑)
(人間、経験したことに無駄はないですね)
ここまですると15分は軽く経過し、全身の血行も良くなって、半身浴効果も増します。
身体も心もリラックスできるうえに、これで体調が良くなれば言うことなし。
風邪をひいたおかげで身体に良い習慣が身につきました!
「禍福は糾える縄の如し 人間万事塞翁が馬」です。
これから冬に向かっていく季節、お風呂タイムを自分の身体へのありがとうタイムにしてみませんか?
【 編集後記 】
せっかくなら入浴剤を・・・と思ったら小判がありました(笑)
今日はこれを入れてリラックスタイムを楽しみます。