日商簿記検定の新聞広告
本日の新聞にこのような一面広告が出ていて目を惹きました。
「初めて見る」から、始めてみる。
ムムム、うまいなぁ。
費用収益対応の原則、減価償却費・・・
職業柄、本能的に目が惹かれたのかもしれません。
日商簿記検定の広告でした。
驚いたのがネット試験というものがあり、ネット試験が開催される会場で試験終了後、その場で合否結果が分かるということ。
簿記初級・原価計算初級試験(今は3級の前に「初級」というものがあるらしいです)に限定されているのですが、その場で結果が分かるのはいいですよね!
税理士試験なんて、8月の試験結果が12月にしか分からないわけですから、心情的にもモチベーション的にも良くないです。
簿記に興味を持ったきっかけは
私が簿記検定を受験したのは大学2年生の時。
簿記に興味を持ったきっかけは、大学の商学部で初めて勉強した簿記論の精算表の作成がパズルみたいで面白い!と思ったから。
(実際の実務では会計ソフトで入力するので精算表なんて作ることはないわけですが・・・)
大栄経理学院で簿記3級・2級の勉強と資格を取得して、どうせなら税理士試験を目指したら?という講師の言葉でそのまま税理士講座を受講することになったわけです。
20歳の若い娘が税理士が何かも、どんな仕事をするのかも知らずに目指したわけですから、今考えるとちょっと待ったぁ!という感じですよね。
あの時、簿記が面白いと思わなければ、今、税理士として開業するという現在もなかったわけですから、人生もパズルみたいなもんですね。
仕訳は国語
簿記を勉強し始めたときは社会のことも何も知らない子供だったので、正直、何をやっているのか理解できていなかったと思います。
ただ、簿記学校の講師に「仕訳は国語だ」と言われたことはしっかりと覚えています。
なるほど、いつ、どこで、何を、どうした ということを理解できれば仕訳は作れます。
例えば、「4月1日にダイソーで文房具を現金100円で買った。」という取引。
いつ? 4月1日
どこで? ダイソーで
何を? 文房具を(つまり「消耗品費」という勘定科目を使う)
どうした? 現金100円で買った。(つまり「現金」という勘定科目を使う)
これを会計ソフトなどの仕訳に起こすとこんな感じになります。
日付 | 借方勘定科目 | 金 額 | 貸方勘定科目 | 金 額 | 摘 要 |
4/1 | 消耗品費 | 100 | 現 金 | 100 | 文房具代 ダイソー |
取引が仕訳一つで表現できるのは、仕訳を当たり前に使っている今でも、よく出来ているなぁと感心します。
簿記に興味がある方は、簿記検定を目指して勉強するのが目標も明確でベスト。
ネット検定というものにトライしてみてもいいかもしれませんね。
【 編集後記 】
本日はPTAの役員の集まり。
校長先生のあいさつで初めてPTAが Parent-Teacher Association であることを知りました!なるほどぉ!(皆さんご存知でした?知らなかったのは私だけなのか・・・)