子どもは反面教師
「さっさと宿題済ませたらいいのに・・・」
小学2年生の長女を見ていると、いつも思うことです。
親の私の目から見ると
・ 長女が今一番優先すべきことは宿題
・ 宿題を始めたら集中してやった方がさっさと終わる
と、わかり切っていることなのですが
長女は
・ なかなか宿題に手を付けず、遊びに夢中になっている
・ 宿題を始めても、次女が遊ぶ様子に気を取られ、宿題に集中しない
ということが度々あります。
最近、もしかしたらこれは神様など大いなる存在から見たら、私もこのように見えているのでは?という考えがよぎりました。
・ 優先すべき仕事はそっちではなくて、こっちでしょう!
・ 優先すべき仕事を始めたら、別のことに時間を取られるのは非効率ですよ!
確かに、仕事でも家事でも、「今からこれをしよう!」と思っているのに、いつの間にか別のことをやっていることがあります。
例えば、布団を畳んでいるときに、枕カバーを洗濯しようと洗面所に行ったら、洗面台が汚れていることに気づき、洗面台掃除を始めた・・・みたいな感じ。
子どもの姿は反面教師。
今の私へのメッセージは
「あなたにもそんなところがありますよ。気を付けなさい。」ということだと解釈しました。
効率化するための同時進行、実は・・・
以前、台所仕事と洗濯、片づけを同時に行っている主婦の方の行動を分析するテレビ番組を観たことを思い出しました。
ご本人は、時間を効率的に使うために同時進行していたのですが、実際は、台所→浴室→リビングを行ったり来たりするロスタイムが生じ、逆に非効率である、という結論に。
私も、せっかちな余り、同じように家事の同時進行をやってしまっていたので、これは一種のカルチャーショックでした。
それ以来、家事の同時進行はしないように気を付けています。
けれど、仕事についてはどうか?
開業当初は(まだ開業当初ではありますが)やりたいことがたくさんあって、あっちこっちに手を付けている節がありました。
それで、仕事が進んでいるのか?と言われると、いつまでも完了しません。
限られた時間。
例えば5つの仕事を毎日30分ずつ行うよりは、今日は一つ目の仕事をする日、明日は二つ目の仕事をする日、とある程度まとまった時間で仕事を進めるほうが達成感を感じられます。
(ひとつひとつの仕事の資料を出して、片づける時間も結構ロスタイムですし)
一点集中で、「一気に、短期に、(ある程度)完璧に!」ひとつの仕事に集中して終わらせた方が効率的です。
効率化するための同時進行、本当に効率化出来ているのか見直してみる必要性がありますね。
主導権は常に自分に
そして、「私、一体何をしてたんだっけ?」
という時は、目の前に現れる「情報」に流されている可能性があります。
(先の例で言えば、「布団を畳む」つもりが、「枕カバー」→「洗面所」→「洗面台の汚れ」
という情報に流され「洗面台掃除をしている」のような感じ。)
あなたが馬に乗って海まで行こう、と思っていたのに、のどの乾いた馬が水を求めて森の方に向かっているのに気づかずに森に着いてしまったら・・・
それは、あなたの意志がおざなりにされて、馬の意志に流されたということですよね。
なぜ、そのような結果になったのか?
馬が横道にそれたときに、手綱を引いて、元の道に引き戻さなかったから。
主導権は、常に自分になければ、フラストレーションを感じます。
人間は自分の行動を自分でコントロールできているとき、達成感を感じるのではないでしょうか。
自分の意志で、「森に行くのもいいな」と思うのなら、それも良し。
もちろん、いつもいつも「集中力!」というわけにはいきませんが、
ここぞ!という時には、「自分は今、(意志力で)○○をしている」、と意識してみると、きちんと目の前のことに集中でき、達成感も得られます。
~ 集中してやるべきことをやるためのまとめ ~
・今、優先すべき仕事を決める
・仕事を始めたら、終わるまで集中する
・仕事は同時進行せず、一気に、短期に、(なるべく)完璧に!終わらせる
・「自分は今、(意志力で)○○をしている」と意識すると、目の前のことに集中できる
みなさんが、貴重な時間を過ごすことが出来ますように。
【 編集後記 】
とはいえ、まだまだ手のかかる3歳児の子馬さんには振り回されてしまう母馬です(苦笑)