「わかった!」が来るまでにはどれくらいかかる?

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 「わからない」から面白くない

私は簿記・財務諸表論の必須科目以外は、法人税法・消費税法・相続税法の試験に合格して税理士となりました。

けれど、法人税法と相続税法については勉強初年度は、まーったく理解できませんでした!

授業を聞いてもわからない → わからないから面白くない → 勉強しない

という負のスパイラルに入り、試験は受けたものの、とりあえず受験。

なぜわからなかったのか?と聞かれれば

・社会を知らない20代女子にとって法人税法も相続税法もイメージがつかめなかった。

(にもかかわらず、内容は細かいので全体像がわからなかった。)

・勉強=専門学校で教えられることを復習する だけの受け身姿勢だった。

・税理士になる!という本気度がなかった。

からです。

これではいけない!と思いなおして翌年から真剣に勉強開始。

2年目は全体像がつかめていたことが功を奏しました。

そして、

・1年目の反省を踏まえ、予習してから授業に臨むようにした

・前回授業の復習テストと理論テストを「小目標」として、必ず受け、1回1回の理解を大切にした

・月例テストを中目標として毎回臨んだ。

予習 → 授業がわかる → わかるから面白い → 小目標=次回のテストに向けて復習

を繰り返すうちに、初年度とは違う手応えを感じるようになりました。

税理士試験勉強では、毎回の授業とテストをこなしていくことが「わからない」から脱却できる一番基本の道だということですね。

もし、税理士試験勉強を始めて「わからない!」と投げ出したくなった方がいたら、「最初はわからなくても合格した人間がいますよ!」とお伝えしたいです。

 まあいいかな?と思う瞬間がある

学校の勉強や税理士試験勉強は、カリキュラムが組まれているので、教科書やテキストで与えられた課題を一つ一つこなしていくことでわかるようになる勉強です。

けれど、社会に出てからの勉強は自分次第。

誰もやるべき課題や、勉強の方法を教えてくれません。

税理士試験合格後は、「勉強の方法がわからない」ということで試行錯誤しました。

「税理士になってからの勉強が大事です」

ということは本にも書いてありますが、何をどのように勉強すればいいのか?は、どこにも書いてありません。全て自分次第です。

そして、税理士として開業して更に、「勉強」の大切さをヒシヒシと感じています。

知りたい、学びたい、もっと詳しくならなければ!と思うことは数知れず。

ただ嬉しいことは、税理士試験勉強と違って、「自分がやりたい勉強」を選んで勉強できること。

敢えて、相談会や租税教室講師などの仕事を引き受け、自分に負荷をかけたりもしています。

もちろん、知らないことを学ぶ前の不安感や、早くわかるようになりたい!という焦りもあります。

そういう時は、「自分に必要な情報なら 絶対来る!」と信じます。

今の勉強の仕方はこんな感じです。

1.まず、勉強の目的と期限を紙に書いて、勉強する前に見る。

「目的」はエンジンです。

そして「いつまでに」という期限を切ることで緊張感を保てます。

ただし、すぐに忘れてしまうので、紙に書いて常に見るようにします。

2.勉強に関連する本はまとめて一気に読む。

同じテーマの本を3~10冊前後一気に読みます。

同じ内容を何度も読むうちに頭に残ります。

また、直感で読みたい部分、読み飛ばして良い部分が分かるように。

まとめて読むのがポイントです。

3.最初は時間をかけても丁寧に。

税額計算などは、自分で納得ゆくまで手書きで計算します。

こんなペースでは時間が勿体ないと思いますが、時間をかけるのは最初だけです。

本を読むだけでは理解できていないということを実感しますし、頭に残ります。

4.ノート or マインドマップに書いてまとめる。

ある程度インプットが進むと、内容をまとめたくなります。

ノートに書くか、XMindというパソコンで使えるマインドマップでまとめることも。

本を読むだけでは頭の中が整理出来ないので、書くことは大事です。

5.ノート or マインドマップに書いた内容を何度か見て、アウトプットできるか試す。

ノートやマインドマップを何度か見て、そのポイントを自分で言えるか試します。

最初は「よくわからない=面白くない」と感じていたものが、4.の「書いてまとめる」段階に入ると「なんか面白いぞ!」と気持ちが変化しているのを感じます。

自分が勉強していることの全体像と、大事なポイントが見えてきたときです。

そうする内に、ある瞬間 勉強に対する焦りや不安感がなくなるときがやってきます。

「それ以上しなくても、まあいいかな」という感覚になります。

きっと、それが自分が欲しかった情報が頭に入った合図。

後は、わからないことが出てきたときにそれが自分にとっての「新たな課題」と捉えて勉強する、その繰り返しです。

勉強と言っても、試験勉強とは全然違う勉強の仕方ですね。

ただ、私の場合、自分の勉強法を確立するまで時間がかかりました。

税理士試験勉強前に知っていたら、もっと身になる勉強が出来たかな?とも思いますが・・・

理論丸暗記の勉強も必要だったのかな?

 たった20時間で新たなスキルを身につけられる?

最近、主人の勧めで「TED」というアプリをiPhoneに入れ、米の人気作家、ジョシュ・カウフマン氏の『「一人前になるには1万時間必要」は誤りだった!たった20時間で新たなスキルを身につけられる4つのコツ』というスピーチ動画を見ました。

(↑こちらはスピーチを文章にしたものです)

「TED(Technology Entertainment Design)」は、世界中の著名人によるさまざまな講演会を開催・配信している非営利団体。

無料で海外の著名人のスピーチ(日本語翻訳あり)を見ることが出来、面白いです。

カウフマン氏曰く、「1万時間の法則」は、プロレベルの成績の調査に由来するもので、プロのスポーツ選手、世界的な音楽家等、超成績の良い人ばかりを調査して導かれたもの。

「まあまあ良い」レベルまでなら20時間で到達できる、というのです。

カウフマン氏は最後に会場でウクレレの演奏をして、この理論を実践。

「皆さんにこの歌を披露したことで、ウクレレの練習がちょうど20時間に達したのです。」

(会場から大きな拍手)→ 私もその歌と演奏が素敵だったので拍手!

20時間集中して学べばスキルが身につくと考えれば、ちょっと出来そうな気がします。

試してみる価値がありそうですね!

【 編集後記 】

8月の税理士試験まであと少し。

受験生の方、身体に気を付けて自分の力を出し切ってください!

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