初めてのお弁当作り
「幼稚園を選ぶ基準は毎日お弁当のところ。自分が全部手作りしたいから。」
もちろん、私のことではありません。
知り合いのママにそんな方がいて、世の中にはそんな立派なママもいるのね!と驚いたことがあります。
かく言う私は、料理は苦手。
子どものお弁当など幼稚園に入るまで作ったことなどありませんでした。
けれど、長女の通う幼稚園では週2回お弁当の日があるということ。
苦手でもやらねばなりません!
そこでまず悩んだのが次のこと。
1 子どもが開けやすいお弁当箱は?
2 子どもが食べやすいメニューは?
3 子どもが食べやすい量は?
1の「子どもが開けやすいお弁当箱」については、長女がその当時2歳になったばかりだったので気を遣いました。
初めての幼稚園。自分ひとりで出来るのか?
先生方も補助してくださるとは思いますが、ゴムパッキンの弁当箱では多分開けている最中にひっくり返すだろうな・・・と考え、蓋を被せるだけの単純な形のものにゴムバンドをする方法で。
事前に家で弁当を作って食べる練習までしました。(1人目の時は親も心配症でしたね)
2の「子どもが食べやすいメニュー」については、3冊ほどお弁当の本を買って勉強。
小さなお弁当箱なのに、子どものお弁当は気を遣います。
・食べやすいものを
・食べやすい大きさで
・見た目もかわいらしく
そのためのアイデアはお弁当の本から得ました。
小さな丸いおにぎりを可愛いカップに1個ずつ入れると食べやすく、見た目も可愛い!という方法や、
ご飯・肉or魚・野菜の3品のパターンでよし!とする方法。
そのうち、自分のパターンが決まってくるので、2年目以降は殆ど見なくなりましたが、とても参考になりました。
3の「子どもが食べやすい量」については、長女は食べることに時間がかかったので幼稚園の先生に相談しながら調整。
「時間内に食べられる量」が成長するにつれて増えてきたので、ご飯の量を加減することで調整しました。
こう考えると、大人のお弁当に比べ、子どものお弁当は考えるポイントが多いし、コツがあるようです。
結論は
といっても、よそ様のお弁当を見る機会はめったにありません。
親子一緒の歓迎遠足でお友達の母子と一緒にお弁当を食べる際、一緒に食べたお子さんのお弁当箱の小ささに衝撃を受けたことがあります。
「こんなに小さなお弁当箱でいいの?」
対する私の方は、初めての遠足で普段より気合を入れ、初めてのキャラ勉まで作ったのですが、子どもが全然食べないんですよぉ!
あんなに時間がかかったのに、殆ど手つかずで残ってしまいました。(涙)
この経験で、「キャラ弁不要!お弁当は少ないくらいでちょうどいい!」という自分の弁当論が確立。
次女のお弁当箱は100円ショップの小さめなものを選びました。(2、3才で使っています。)
その後、次女の未就園児クラスのお別れ会で、親子みんなでお弁当を食べる機会がありました。
中に、かわいいキャラ弁を作っていらっしゃる方もいました。
すごく可愛くて、すごいなぁ!と思いますが、量が多いようでお子さんは食が進みません。
お弁当を食べ終わった子からご褒美のジュースをもらえることになっていたので、次女は小さなお弁当をさっさと完食してジュースを飲んでいるそばで、ずっとお弁当を食べる続ける姿はちょっと可哀そうな気も・・・
私も前は気合入りすぎてたんだなぁと思い出し、
「お弁当 (力が)抜けてるぐらいが ちょうどいい」
という結論に達したのでした。
給食万歳!
長女と次女は4学年差。
今年4年ぶりに幼稚園生活を再開することになったのですが、なんと、週5給食コースが選べるようになっていました!
以前は週2弁当・週3給食で、入園説明会の際には園長先生から
「お母さま方も大変かとは思いますが、週2回だけ、お弁当作ってくださいね!子どもたちはお母さんのお弁当が大好きです!」
と言われ、毎日給食にして頂けると助かるのですが・・・と心の中で思っておりました。
それが、園長先生が変わられて園の方針が変わり、新しい園長先生からの入園説明会でのお話は、
「たとえ小さなお弁当でも、小さなお子さんのお世話をしながら作るのは大変でしょう。
私も保育園に子どもを預けて働いていたので、働くお母さま方の負担が少しでも楽になるように週5給食コースと週3給食コースを選べるようにしました。」
給食万歳!と思ったのは私だけではないでしょう。
長女が入園当初は勤務していたため、慣れないお弁当を作る日は5時起き。
妊婦でもあったのでかなりしんどかったです。
長女の時に3年間お弁当作り頑張ってきたから、もういいよね?
「次女よ、悪いが週5給食コースにさせてもらうよ!」と心の中で詫びながら、迷いなく週5給食コースを選ばせて頂きました。
そして本日。幼稚園は11時10分で終わるのですが、その後、最長6時までの「お預り」をお願いしています。
今日から終業式の3日間は給食がないため、お弁当を持たせなくてはいけません。
久々に朝から次女のためにお弁当を作りつつ、「給食ってなんて有難いんだ。」としみじみ思いました。
たとえ小さなお弁当でも、いつもと違う仕事が増えるとペースが変わってしまうことを実感。
夏休みのお預り期間は、ネットで給食の注文ができるので、もちろんお願いしています!
ということで久々にお弁当を作ってみて、ブログネタにしようと思いついたわけです。
「ママのお弁当大好き!」と無邪気に喜ぶ次女の姿を見ると、「お弁当苦手なママでごめんね」という気持ちも生じますが、先ごろ読んだPTAだよりの言葉で自分を納得させています。
『立派で完璧な親を持った子どもはキツイよ。
親は少し抜けてるくらいでちょうどいいんだよ。』
(家庭教育専門家・子育てアドバイザー 熊丸みつ子先生)
ですよね?
ママはママなりに頑張っています。自分に都合よく考えさせて頂きましょう!
【 編集後記 】
長女が玉子が苦手だったので、長女のお弁当に玉子焼きを入れたことは一度もありません。
対する次女は玉子焼き大好き!なので、とっても助かります。(笑)