おうむ返しの効用

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 感情コントロール不能状態の子ども 

次女が病気になって以来、病気の影響で癇癪を起す子どもへのイライラ感情をなんとかしたい!と思い、子育てのイライラと向き合ってきました。

我ながら以前と比べて、忍耐強くなったものだ(笑)と思います。

そんなある日のエピソードを書いてみます。

とある日の夕飯時。

夕飯に出した魚を見て、「お魚は嫌い!食べない!」と言って癇癪を起した次女は、大泣きして手が付けられない状態。

週末の疲れのせいもあるのでしょうが、感情コントロールが苦手な次女は容易に気持ちを静めることは出来ません。

そんな子どもを見て、「私は子どもの頃、親の前でそんなことは出来なかったなぁ」と客観視している自分。

それが昭和の教育の賜物であったとしても、いま、目の前で泣き叫ぶ子どもに対して同じことを求めても、無理な話。

感情が高ぶっている子ども相手に理屈を言っても通じないし、「いいから食べなさい!」と力で脅しても意味がありませんから。

 大事なことだけ伝える 

それでも必要なしつけ、ルールはあります。

「出されたご飯を「嫌い、食べたくない」は言ってはいけません。

 お母さんはせっかく作ったご飯を嫌いと言われたら悲しい。

 苦手な物があるのはしょうがない。

 でも、自分の言葉で「苦手です」と伝えよう。」

泣き叫ぶ次女の手を握り、目を見ながら、それだけは伝えました。淡々と。

もちろん、その言葉を言っている最中も子どもは手を振りほどこうとし、泣き叫ぶことを止めはしませんが「自分の言いたいことは伝えた。これ以上言う必要はない」と思うので、黙って自分のご飯を食べ始めました。

正直、子どもの泣き声を聞くことはストレスです。

イライラする気持ちはあるけれど、自分自身が感情コントロール不能にならなければ大丈夫。

まだ自分のイライラの限界は超えてはいません。

 おうむ返しの効用 

「疲れた。」

ふいに、子どもが私に向かって言ってきました。

「そう、疲れたんだね。」

「うん。疲れた」

「そう、疲れたんだね。」

このやり取りを3度ほど繰り返したあとでしょうか?

ふいに、子どもは黙って自分の席に座り、夕飯の魚を食べ始めたのです!

私が何も言わなくても、自分で気持ちを切り替えて、自分の意志で食べ始めた!

これは感動です。

ただ、子どもが言った言葉をおうむ返しで繰り返す。

ただ、子どもが言った言葉を受け止める。

これが受容。

私たちもそうではないでしょうか?

自分の思いを良い・悪いではなく、ただ「そうなんだね」と言ってもらえるだけで、「受け止めてもらえた!」と感じれば救われた気分になります。

自分の気持ちに寄り添ってもらえれば、それ以上、自分の思いを主張する必要はなくなります。

子どもでも大人でも、自分自身の「心」に対しても、それは同じ。

自分の口から「疲れたぁ・・・」という言葉が無意識に出たならば、

「そうかぁ、疲れたんだねぇ」と自分に寄り添ってあげる。

「もう、イライラする!」という思いが生じたならば

「そうだね、イライラするよね」と自分に寄り添ってあげる。

たったそれだけで、自分の心はラクになりますから。

おうむ返しの効用。

子どもの言った言葉を繰り返すだけで、私が余計なことを言わなくても、子ども自身が切り替わったことが嬉しくて書いてみました。

おうむ返し。

心がラクになるために、子育て中のママには特におすすめです(笑)

【 編集後記 】

子どもは「嫌い!」と言った魚でしたが、きれいに完食!

食べ終わったお皿を見て、ニンマリする私なのでした。

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